育児:泣き叫ぶ赤ちゃんをどうやって落ち着かせれば良いのか

もうすぐ生後2ヶ月。

 

泣き叫ぶ赤ちゃんと一緒にいるのは、本当にきついです。眠れないという睡眠不足も辛いですが、赤ちゃんが苦しんでいるのを助けてあげられないという無力感も辛いです。

 

なので、私が育児前は知らなかった「泣き叫ぶ赤ちゃんをどうやって落ち着かせれば良いのか」というポイントについて記載しています。あくまでも、私の体験談ですので、参考まで。

 

・唯一、私が知っていた赤ちゃんを落ち着かせる方法:

赤ちゃんが泣く原因の大半は、お腹が減ったか、排泄物が出たのでオムツを替えて欲しい、です。他にも、暑い、寒い、音が大きい、光がまぶしい、お酒のにおいが辛い、などいろいろあるかと思いますが、泣き叫んだ時は、母乳(orミルク)を飲ませ、オムツを替えて、抱っこをして落ち着かせること、が基本だと思います。私の場合は、ミルクの前に必ずオムツチェックを100%行うようにしていたので、お腹いっぱいになったらすぐに眠ってくれることもけっこうありました。

 

以下は、私が知らなかった赤ちゃんを落ち着かせる方法です。

 

・ゲップを十分にする、できない時は、慌てず抱っこし続ける:

お腹がいっぱいで、オムツもきれいなのに、なぜか赤ちゃんが泣き止まない時に、ゲップが十分ではない時があります。私は、この知識が無かったので、本当に苦労しました。ミルクを飲ませた後、泣き叫び続け、突然、飲んだものを吐き戻す時はゲップが十分ではないケースが多いでです。かといって、ゲップは5分/回が目安でやり続けると赤ちゃんが疲弊してしまいます。新生児は胃の関係でゲップが十分でない時に横向きで寝せると吐き戻しやすくなってしまうので、赤ちゃんが泣き叫んでいても、慌てずに落ち着くまで抱っこを続けてあげれば、ゲップが原因で泣き叫んでいる場合は、徐々に落ち着いてくれる時が多いです。

 

・排泄物が出るのを待つ、出ない時は、慌てず抱っこし続ける:

ようは、赤ちゃんはウ○チやオ○ッコが出ない時に泣き叫び続ける、ということです。これも知識として知らなかったので、本当に苦労しました。この知識が無い時は、何度も何度も泣き叫ぶ赤ちゃんのオムツを確認し、きれいなオムツを見て、絶望していました。いったい何が問題なんだよー!と叫びたくなります。この時もゲップが出ない時と同じですが、慌てずに、泣き叫び続ける赤ちゃんを抱っこし続けていると、オムツを替えるタイミングが必ず来て、落ち着きます。

 

・赤ちゃんの感受性が豊かであることを強烈に認識すること:

ドアを閉めた音、コップを机に置いた音、テレビの光と音、くしゃみの音、部屋の照明の光・・・私たち大人にとっては、不自然でも何とも無い光や音。でも、そのちょっとした光と音が、赤ちゃんを過剰に刺激し興奮させ、泣き叫ぶ材料になります。テレビの音を小さくしているのに泣き止まない時はテレビを消す。自分は寒くなくても、赤ちゃんの手足が冷えていたら暖房をつけてみる。自分が眠くない夜に生活しづらくても電気を暗くしてみる。自宅の興奮材料は、それぞれだと思いますが、感受性が異常に豊かになったことをイメージして、自宅の様子を観察すると、赤ちゃんを興奮させる材料を排除することに成功します。

 

・赤ちゃんは、4拍子が好きみたいです:

本当かどうか分かりませんが、テレビ番組で赤ちゃんは4拍子が好き、というのがあったので、とにかく抱っこしている時には、こだわりました。揺れ方は4拍子、歩く時も4拍子。抱っこしている時は、どんなに泣き叫んでいても、どんなに機嫌が悪くても、ゆっくりとしたテンポで「1、2、3、4。2、2、3、4。3、2、3、4。」と数えながら少しだけ揺れながら抱っこ。これが、効果絶大。お腹いっぱいで、オムツ交換の必要が無い時には、かなりの確率で落ち着かせることができるようになりました。

 

・赤ちゃんは、ドライヤーの音が好きみたいです:

妻が、「ドライヤーの音が好きみたいだよ。ドライヤーの音を聞かせたら落ち着くの。」と言ってきました。また非科学的なことを・・・たまたまだよ、たまたま・・・と思って、インターネットで調べたら、科学的に証明されていました。ドライヤーのゴーという音は、子宮の中で聞こえる音と、同じような音らしく、赤ちゃんはドライヤーの音を聞くと子宮の中にいる感覚になり落ち着くらしいです。試してみたら、効果抜群。妻も私も、風呂から上がったら、ドライヤーを赤ちゃんの近くで行うようにしたら、夜中でもすごく落ち着くようになりました。

 

・抱っこをやめてベッドに寝せる前に自分の気持ちが落ち着くまで深呼吸する:

泣き叫んでいた赤ちゃんが落ち着いて目を閉じて、眠りについたように見える時があります。疲れ果てて、ようやく寝てくれた!と思って、ベッドに置くと、大体、目を覚まし、泣き叫びます。この時の絶望感は半端なく、精神的にもドッと疲れます。で、私のおすすめは、抱っこに疲れて早くベッドに置きたい!と思っている時こそ、抱っこしたまま深呼吸を繰り返す、ということです。感覚的には、「もう置いても大丈夫かな?」と不安が大きい時に抱っこを止めると泣き叫ぶ可能性が高いですが、「もう置いても大丈夫だろう。」と不安が小さい時に抱っこを止めるとそのまま寝てくれる可能性が高いです。抱っこに疲れた時こそ、急がば回れ、の精神で、赤ちゃんが本当に落ち着くまで抱っこしておいた方が、結果的に、ぐっすり眠ってくれることが増えました。

 

・抱っこをやめてベッドに寝せた後にあえてくっついて離れない:

助産師さんに教えてもらったのですが(私が知らなかっただけかもしれませんが)、ベッドに寝せた後に、すぐに離れて布団をかぶせると、人肌の温もりが急になくなり、驚いて目を覚ましてしまうそうです。抱っこを止める時は、ベッドに寝せた後も、しばらくくっついたまま、呼吸をして寝たかどうかをゆっくりと確認して、少しずつ布団をかぶせながら、少しずつ赤ちゃんから離れることを実践することで、抱っこをやめた後も眠り続けてくれることが多くなりました。

 

・泣き止まないことを受け入れる:

最後に。どう頑張っても新生児が泣き止まない時もあります。そんな時、親は本当に絶望的な気分になります。どうにかして、泣き止ませようと、抱っこして揺らしてみたり、歌ってみたり、オムツを点検したり、音楽をかけたり・・・でも、泣き止まない。寝たい、本を読みたい、風呂に入りたい、洗濯物を干さなければいけない、夕食の食器もまだ洗い終わっていない・・・でも、泣き叫んでいる子供を放置するわけにもいかない。苦悩の日々が続いたあと、ある時から、どう頑張っても泣き止まない時には、無理やり泣き止ませることをしないようにしました。深呼吸をして、テレビの音を消し、抱っこしている揺れを止め、体が冷えないように少し厚手のタオルで体を包み、静寂を作りました。無理に泣き止ませるのではなく、気のすむまで泣かせてあげ、なぜ泣いているのかを子供の気持ちになって考え感じ取ろうとしました。そして、一言、「泣いて良いよ、気のすむまで泣いて良いよ。」と。子供の体力は有限。どうしようもない時は、静かな部屋でとことん気のすむまで泣かせてあげて、泣きつかれた後にミルクを上げると、ぐっすり眠ることが多くなりました。ちなみに、子供が泣き止まない理由に、「眠りたいのに眠れなくて泣く」というのがあることは、後で知りました。

 

世の中には、インターネットでいろんな育児の情報があふれていますが、全て私の体験談に基づいて、効果があったもののみを記載しました。全ての赤ちゃんにうまくいくかは分かりませんが、このブログを見た人の育児が少しでもうまくいくようになることを祈っています。

 

2016年4月某日